第2期白玲戦7番勝負が8月27日に開幕した。
女流タイトル戦では5番勝負が多い中、昨年誕生したこの棋戦は西山女王が4タテで初代・白玲についた。
そして、今回挑戦者に迎えたのが里見香奈女流5冠。
今や、女流棋界のビッグカードである。
願わくば、「相振りシリーズ」の7番勝負までみせていただきたいものである。
さて、第1局は先手里見5冠が中飛車、後手西山白玲が3間飛車で始まった。
指し手は後手ペースで進行していたように見えたが、先手も早々に端をつめた権利を活かして端攻めにアヤを求めた。そこから形勢が混沌としてきたように感じた。
その後激しい攻防の末、127手で先手里見5冠が勝利した。
後手としてはどこかで決め手をのがしての逆転負けの思いが強いにちがいない。
戦いは始まったばかり。二人の長い熱い戦いに期待したい。
今回の詰将棋:5手詰