10月1日付、ブログ5周年記念懸賞詰将棋の解答編です。
まずは正解手順からです。
46香 44銀 35桂 33玉 25桂 22玉 13銀 32玉 33歩 同角 同桂成 同玉 24銀打 32玉 23銀成 同銀 41角 33玉 23角成 42玉 41馬 33玉 24銀打 34玉 52馬 まで25手詰。
初手は出題時にもヒントで記載しましたように、47〜49までの位置から打ってもかまいませんが、いくら非限定といっても45からでは不詰となります。
18手目を42玉と逃げて52と以下、25手で詰ませる解答が見受けられましたがこれは52と 31玉 23桂生 21玉 22銀打の23手の早詰となります。
<短評>
*実戦さながらの力のこもった骨太作品でした。作者の熱い思いがズシリと伝わりました。
*初手香打への合駒読みから始まって、桂を拠点に好手が続きます。25から玉が脱出かと思ったら、52馬が止めの一手。この一手で気分が爽快になりました。
*飛の方を取らす25桂までは割とすらすらと進みましたが、10手目同銀の変化の43香成や14手目42玉に33角が見えず苦戦しました。収束24銀打からの23銀成も好手順ですね。手数の割には捨てる駒が少ないので地味な印象はありますが好手も多く好局だと思います。
*35に打った桂が大黒柱なのですね。こんなに狭い所を玉が逃げ回り追いかけるのに苦労しました。
*打った桂を軸とした捌き。初形がやや重いでしょうか。
<正解者>
今川健一 陽気なわらび長者 攻めダルマン さわやか風太郎 占魚亭
解答者数7名でうち正解者5名。上記正解者が賞品当選者。