脇謙二八段 vs 依田有司六段 第40期昇降級リーグ4組
相振り飛車で矢倉に組まれてしまうと、本局の先手陣のように石田組ではなかなかうまくいかないものである。
本局でも75歩とたたかれたが、86飛とかわして以下穴熊の堅陣を活かしながら、細かい攻めを続けて最後に玉を下段に落とす67手目51銀の好手がうまく決まった感がある。
▲86飛 ▽14歩 ▲56銀 ▽74銀 ▲36歩 ▽73桂 ▲65歩 ▽77角成
▲同桂 ▽65歩 ▲44角 ▽22歩 ▲55銀 ▽同銀 ▲同角 ▽54金
▲37角 ▽88角 ▲85桂 ▽64銀 ▲56飛 ▽63金 ▲51銀 ▽同玉
▲54飛 ▽55銀打 ▲同角 ▽同銀 ▲73桂成 まで73手で先手の勝ち。