ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

アマ竜王戦長崎県代表決定戦など

1 第26回アマ竜王戦県大会について
   4月28日に長崎市の三菱記念会館で開催された標記大会の結果は次の通り。

A級:1位 伊ヶ崎博  2位 福本達樹

B級:1位 末永利行  C級:1位 山根晃静

*伊ヶ崎五段はこれで15連覇を果たし来る6月22・23日に東京で行なわれる全国大会へ出場する。

*私も出場したが決勝トーナメント1回戦にて敢え無く撃沈。これで個人的に今年の県内将棋大会は終了した。7月14日にアマ名人戦があるが、今年も詰将棋全国大会とかち合う。アマ名人戦は10年近く参加できず、県代表にて正式免状をという夢はますます遠のいていく感じである。一日一日、一年一年遠くなる昭和という時代のようでもある。これも実力なら素直に受け入れなくてはならないだろう。


2 第71期名人戦「第3局全国棋士派遣プロジェクト」長崎会場

 5月11日(土)午後2時より、三菱記念会館にて大盤解説会を実施いたします。(無料)
 解説にあたるプロ棋士は 岡崎洋六段


3 高校竜王戦などの長崎県大会のお知らせ

 当初、年間予定表の中ではっきりしていなかった下記の大会はつぎのとおりです。
  高総文祭(高校将棋選手権)団体戦:5月18日(土)時津町東部コミュテイセンター
  高総文祭(高校将棋選手権)個人戦:5月19日(日)時津町東部コミュテイセンター
  高校竜王戦:5月26日(日)三菱記念会館
  全国中学生団体戦:5月26日(土)三菱記念会館
  全国中学生選抜(個人)戦:6月2日(日)三菱記念会館


4 朝日アマ名人戦長崎県予選実施について

 九州北部地区朝日アマ代表戦はこれまで福岡、佐賀、大分、長崎の4県を対象にこれらのうち任意の地区で代表決定戦を行っていたが、このたび朝日新聞社の意向によると、各県より2名ずつ代表者を決めて、あらたに8名による北部地区の代表決定戦をおこなうようになった模様である。よって、長崎県予選を10月か11月に開催するので日程が決まり次第、追って周知をいたします。
  

5 私の指し将棋観

 世の中には一度経験すればもう十分だと云うことがいくらでもある。こと、将棋に関してもメジャーでない大会は私にとって特にそうである。ネンリンピック代表戦やシニア名人戦の代表に一度なったことがあるが、積極的に再び代表になりたいとは思わない。ネンリンピックはもはや代表選抜戦にすら参加しない。こういったものは一度も行ったことがない人が行けばよいという思いが強いのである。それにしても伊ヶ崎五段の強さといったらあきれ返るばかりである。アマ名人戦やアマ竜王戦で一人勝ちを続けている。私は本職(?)が詰将棋だからさほど歯がゆい思いはしないのだが、県内の指し将棋一本で県代表を目指している愛棋家はどういう思いでいるのだろう。唯一つ弊害があるとすれば、他県に比較して実力四段の免状を持っている人が長崎県は極端に少ないに違いない。県内のアマ将棋界にとっては県を通り越して、「九州に伊ヶ崎あり」ということは一種の誇りでもある。今後、彼に期待するのは少しでも高みを目指していただきたいことと、引き続き長崎県内の棋力底上げや将棋普及にも尽力してほしいことである。


6 「加古川南高校・照楠会」の久保九段インタビュー記事

 久保利明九段が通った高校の同窓会によるインタビュー記事→久保フアン必見
 http://shonankai.org/archives/417


7 「将棋の棋譜でーたべーす」(菅井竜也編)

 よく訪れるサイトに「将棋の棋譜でーたべーす」がある。通常は新着棋譜を見るのだが、別の検索視点から「戦型別一覧」や「棋士別一覧」がある。その棋士別一覧に待ち望んでいた菅井五段がやっと組まれた。直近の対局までの全てではないが全部で95局ある。菅井フアンとしては棋譜並べの楽しみ方が増えたと云うところである。