9月7日に第82期Ⅽ2順位戦の4回戦が一斉に行われた。
うち相振り飛車として拾えたのは次の2局だと思う。
田中悠一5段vs谷合廣紀4段
齋藤裕也4段vs池永天志5段
振り飛車党同士の対局がすんなり相振り飛車になるとは限らないのが男性棋士の世界。
前者のようにこちらの思い通りに振ってくれると素直にうれしい。
居飛車党の棋士がたまに振って相振り飛車にしてくれるのは思いがけない分、うれしい気もするがそれを勝ってしまうと少々複雑な心境である。
今回、後者の対局がそれにあたる。
途中図は斎藤vs池永戦で64手目後手が44角と打ったところである。
先手は45桂とはねて同桂に同馬と取った。
この後は26飛、同飛、同銀となり必然的に飛車交換となった。
以下、玉の囲いの差で先手は損をした感じで108手で後手が勝利した。
7手詰