ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

白玲戦(第6局)

標記の対局が10月15日に開催された。

 里見5冠は一昨日、編入試験の第3局に敗れ、残念ながら「女流初のプロ棋士ならず」となった。上昇志向の強い彼女だから本日の対局に影響はないだろう。

 棋力をより一層磨きながら、例えは悪いが運転免許の実地試験の如く、また挑戦すればよいと思う。

 さて、注目の対局だが結果次第ではタイトルが動く一戦。戦型はやはり相振り飛車となった。先手西山白玲が3間飛車、後手里見5冠が向い飛車で始まる。下記図は昼食休憩に入った時の局面。後手が64手目72金と指したところ。

 中盤、先手は左金を前線に繰り出して角と交換し、その角で馬を作って自陣に引きつけた。これで先手がペースを握ったようだ。以下、先手は無難に寄せきったという印象が残る(147手で先手勝))。これで7番勝負はフルセットになる。最終局も相振り飛車なら長い将棋界の歴史で7番勝負が全局・相振り飛車という一つの歴史を作ることになるだろう。

今回の詰将棋:13手詰