9月21日午前10時から石井健太郎5段vs黒沢怜生5段の対戦があった。この二人なら相振りになるだろうと予想したが後手黒沢5段が早々に22飛から25歩と伸ばしたため先手は振り損ねてしまった。それでも振って良かったのだがその場合は26歩、同歩、同飛には28歩と低くあやまっておけば振れないわけではなかった。しかし、先手はあえて無理をせずに居飛車で戦った。こうなると自然に振り飛車側を応援したくなるものだ。終盤は玉頭戦になったり、かなりきわどい応酬が続いたが後手が勝利した。
なお、この日2つ目の対局は青嶋未来5段が四間飛車穴熊で渡辺正和5段に勝利した。続く第3局は青嶋5段が四間飛車の黒沢5段に勝利した。1日に3局も振り飛車戦を観戦することができて大変有意義であった。
今回の詰将棋は19手詰。