6月28日におこなれた第73期王将戦2次予選のことだ。
対局は菅井8段vs八代7段の一戦。
先手の55歩位取り中飛車から後手が28手目33銀と指したところが下記図。
先手は次に穴熊に囲うと思いきや47金~56金と5筋を厚くする指し方をした。
私も振り飛車をよく指すがこういう指し方はめったにお目にかかれるものではない。
先手はこのあと、59金を49金と寄せて帳尻を合わせる如く美濃囲いにしてしまった。勝負の方は73手で先手が勝っている。
差し廻しが古今無双というか自家薬籠中の物というか、自身「最強の振り飛車」を目指すという自負みたいなものを感じ入った次第である。
今回の詰将棋:17手詰