10月28日に女流王将戦第3局が行われて西山女王が勝ちタイトルを獲得した。
白玲戦後、動いたタイトル数もこれで再び里見5冠・西山2冠となった。
その第3局の開始当初の局面図である。
図は後手西山女王が8手目に24歩と指したところである。
これに対して先手里見女流王将は28飛と指したのがなんともしっくりこない。
対戦相手は端から飛車を振ってくることが分かり切っている相手である。
居飛車を指したかったら最初から26歩と指せばよいし、相振り飛車がイヤだから戻ったとは理由にならない(相振り飛車の実戦は手練れではないか)。
とにかく、飛車という大駒が振り飛車という旅に出て、何か忘れ物をしたかのように戻ってくるみたいなのだ。
最後に勇気を出して言ってみたい。
「こういう指し方はとても嫌いだ」
今回の詰将棋:21手詰