ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

一生残る、一瞬のために

 9月18日の叡王戦7段予選より、戸辺誠7段vs飯島栄治7段戦が相振り飛車となった。玉の囲い方は先手が穴熊で後手が美濃だった。39手目角交換があった後、先手、後手共に5筋に角を打ち合う展開となった。駒組みの頂点となったころ、互いに端攻めとなった。58手目後手が16歩と先行した分、優勢に推移し114手で勝利した。

 ところで、戸辺7段といえば横浜ベイスターズフアンでもあり9月14日にDena対ヤクルト戦で将棋棋士としては史上初となる始球式を行い110キロの快速球を投じたことをスポーツ新聞で知った(「戸辺流ブログ」では一切ふれていない)。『一生残る、一瞬のために』というDenaの今のスローガンのままに思い出になったとは本人の弁。投げっぷりが良いことは将棋ではあまり感心されることではないので、粘り強い将棋を心がけてほしいものだ。

今回の詰将棋は19手詰。

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