ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

倉敷行きに弾みがつく!

 甲斐智美・倉敷籐花の挑戦者を決める対局が本日(9月28日)行われた。
里見女流二冠vs本田女流三段である。


千日手となった最初の将棋は終盤で切りあいとなり、どちらが勝っているのかハラハラしながら見ていた。指し直し局は中盤にお互いに飛車を取り合って、それを敵陣へ打ち合った。その時の形勢は少し振り飛車手側が指せるのではないかとみていた。以下は、危なげなく後手側が勝ち、里見二冠が挑戦者となった。


 タイトル戦を争う二人が振り飛車党であるということは、見ていて本当に安心できるものだ。間違っても、相振り飛車になるからである。
ところで、里見さんはこの倉敷籐花戦とともにその前の10月には女流王将戦3番勝負もあります。加えて、前回休場していた三段リーグに10月から参戦します。ご本人の体調管理を含めて、将棋に対する取り組み方のペース配分と申しますか、そこいらあたりが大変気になります。なんとかうまく、乗り切ってほしいものです。


 さて、タイトル戦がある11月の倉敷では、その前夜祭と対局観戦(たぶん公開対局)、おまけに「将棋の日」のイベントもあり、今年最大の楽しみ(男性棋戦のタイトル戦はことごとく振り飛車の期待がうすかったため)となった。籐花戦では対局で使用される駒の実績を持つ「関西駒の会」のメンバーや地元に近い菅井竜也後援会「竜棋会」の会員とも遭遇できるであろうことも、これまた楽しみにしている。


 おっと、その前に10月には山口県でねんりんピックがあるので、県代表としてベストを尽くしてきたい。団体戦の戦い方の姿勢は他人をあてにしないことだ。「自分だけは勝つんだ」という信念を持って望みたい。山口大会の模様はこのブログでも紹介したいと思っている。