途中図は後手45銀とぶっつけてきたところ、これを55銀とかわして、以下先手は64歩の交換から75へ銀を繰り変えて、後手の美濃囲いの玉頭攻めを狙う。収束、66角が当たりになっているのを無視して、「端玉には端歩」という手筋が見事に活きた一局。
▲55銀 ▽52金左 ▲37銀 ▽22角 ▲64歩 ▽同歩 ▲同銀 ▽54銀
▲84歩 ▽同歩 ▲75銀 ▽82玉 ▲96歩 ▽63金 ▲64歩 ▽62金引
▲66角 ▽65歩 ▲83歩 ▽92玉 ▲84銀 ▽66歩 ▲95歩 まで53手で先手勝ち。