千葉幸生六段ｖｓ安西勝一六段 ６０Ｃ２順位戦
途中図は後手４２手目４３金と上がった局面である。ここからアマチュアがよく指すような手で本格的な開戦となった。この４５銀、同桂、１１角成は銀香交換ながら、１１馬を作って指せるという意味合いだが、後手も５７の地点へ効いてくる４５桂が味良く、ムズかしいところである。含みを大切にするプロがこういった分かりやすい展開にする指し方はあまり好まないのではないかと思っているのだが・・・。
▲４５銀 ▽同桂 ▲１１角成 ▽３６歩 ▲同歩 ▽５５歩 ▲１２馬 ▽５７角成
▲同金直 ▽同桂成 ▲同金 ▽５６銀 ▲４６金 ▽４５歩 ▲３５金 ▽４６歩
▲２６歩 ▽３５飛 ▲２７玉 ▽４５飛 ▲８３飛成 ▽同玉 ▲８８香 ▽８４金
▲９５桂 ▽７２玉 ▲８４香 ▽６１玉 ▲２３馬 ▽８８飛 ▲１６角 ▽１５金
▲４５馬 ▽１６金 ▲同玉 ▽４５銀 ▲３１飛 ▽５１角 ▲８１香成 ▽４２銀
▲４１飛成 ▽８１飛成 ▲２５歩 ▽８８龍 ▲２７銀 ▽４７歩成 ▲５２歩 ▽同金
▲８３桂打 ▽同龍 まで９２手で後手の勝ち。
