標記のタイトルの本が1月に出版された。
著者は冨田誠也4段。
なかなか良い本だ。ここまで研究成果を公表してもよいのかと思うくらいだ。
実戦棋譜の併記なしでまとめあげたことも素晴らしい。
時折、居飛車党の棋士が振り飛車の本を出すことがあるが妙に説得力を感じないことがある。ましてやそれが<振り飛車破り>の本であればとんでもないことをやってくれる人だと一瞬、思ったりすることがある。
さて、その冨田4段が直近の順位戦で中飛車を指して勝っていた。
これを「有言実行」という。
先々、3間飛車の山本、4間飛車の谷合と云われるように中飛車といえば冨田の名が浮かぶようになってもらいたいと願っている。
今回の詰将棋:17手詰