ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

白玲戦(最終局)

10月21日標記第7局が東京将棋会館で行われた。

第7局は恒例により先後をあらためて振り駒で決める。

結果、西山白玲が先手となる。

戦型は相3間飛車の相振り飛車となった。

これで7番勝負のタイトル戦では全局・相振り飛車となる珍しい記録が誕生した。

将来本格的な振り飛車ブームが来た時には金字塔のごとく語り継がれることだろう。

さて途中図は昼食休憩時の局面。先手が41手目に78飛と指したところ。

 戦況は互角の形勢が続いていたが後手の58手目55馬に対して56香がどうだったのか。36歩から37角とぶつけるのが味が良かったのではないか。以下、先手は攻めを急がされた感じがする。それ以上に後手が手に困らなくなった気配だ。後手の攻めに75手目49銀と打ってよく耐えたと思うが後手に押し切られてしまった。96手で後手里見5冠の勝ちとなりタイトル奪取となった。

 

今回の詰将棋:17手詰

 *この詰将棋は白玲戦第5局の実戦をヒントに創作いたしました。