ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

振り飛車年鑑より

 2021年12月に「令和3年版振り飛車年鑑」という本が出版された。

振り飛車フアンとしては正に望外の喜びであった。

今年はこの本が年度版として「令和4年版・・・」が出版されるかどうかとても注目している。もし、それが一過性でなかったということになれば「将棋年鑑」をあえて求める必要がなくなるからだ。

 

 さて、棋譜並べをしているとき、まれにその終盤をヒントに詰将棋を創作できるときがある。

 標記の本(192ページ)の高崎6段vs瀬川6段の一戦より実にスムーズに作品化できた。無駄な駒を排除し、歩の枚数を調整しつつ余詰消しに52金を配置しただけで実戦の手順をほぼ作意にした詰将棋が出来上がった。こういう創作過程はまれで極めて珍しい。下段の図がその作品である。

今回の詰将棋:29手詰