ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

本領発揮の粘りのアーティスト

10月6日に第68期王座戦第4局が行われた。

アベマで中継がおこなわれ、解説に菅井8段、今泉5段、室谷由紀女流3段など振り飛車に精通した人が登場し、解説も話題も実にわかりやすく面白かった。

さて、将棋の方は先手久保9段のノーマル4間飛車で始まったが200手を超える大熱戦となった。終盤押され気味となった先手は実によく粘り強い指し回しをみせて逆転勝ちとなった。今年、久保さんの将棋を観てきた中で最高の一局だと私は思う。

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途中図は134手目後手の永瀬王座が68角と打った局面である。ここから先手は45龍と歩頭に出た。その後、171手目の46桂、175手目の28金、185手目の18銀などが印象深い好手だったと思う。最終局にもつれ込んだタイトル戦だが次も熱戦を期待したい。

今回の詰将棋:19手詰

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