ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

どう指したら、こうなるのか

10月1日は倉敷籐花戦の挑戦者決定戦だったので、A級対局(先手・斎藤慎太郎8段vs後手・羽生善治9段)の一戦をほったらかしにしていた。どうせこの二人なら振り飛車戦にならないだろうと高をくくっていた。午後2時頃にアベマTVを確認して思わずのけぞりそうになった。互いに向い飛車で角はそれぞれ筋違い角を打っていた。途中図は49手目16歩と指したところである。

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ひねり飛車なら先手が特に振り飛車模様になるが、この相振り模様の姿は<どう指したらこうなるのか>と一瞬考え込んでしまった。解説を聞いていると、どうやら相横歩取りで歩がきれた筋に互いの飛車が廻ったようだ。まれにあるらしい。将棋は111手で先手が勝った。ところで、倉敷籐花戦の方は石本さんが負けてしまった。振り飛車党の彼女を大舞台で見たかったが仕方がない。

今回の詰将棋:15手詰(金銀の打ち方に注意)

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