8月13日79C2順位戦3回戦が一斉におこなわれた。そのうちより、先手・今泉健司5段vs高野智史5段の一戦を紹介したい。ごきげん中飛車vs超速銀ではじまった。途中図は32手目後手が87銀成と切りこんだところである。
この後86飛から同成銀となり、なんとこの「成銀」は84まで移動し、再び前進して77まで行った。ちょっとした成銀の軌跡といった感じである。将棋の方は終盤、先手の執拗な攻め、後手の粘り強い受けの応酬が続き、まるで二人が出演したアベマトーナメントでの戦いぶりを彷彿させるものがあった。観ていて面白いとはこんな将棋をいうのだろう。145手で先手が熱戦を制した。
今回の詰将棋:15手詰