久保9段が王座挑戦を決めた一局より図は34手目後手54銀と指した局面である。
後手は次に62金上としめるものなら、まさにこの囲い方は相振り飛車における囲い方・金無双そのものである。これが対抗型の振り飛車側に現れたということが少々驚きである。通常なら定番の美濃囲いのはずだ。最近では対抗型の居飛車側が金無双で戦うこともあるという。AIに教えられたという「エルモ」囲いといい、なにか将棋の奥深さをあらためて学ばされる思いがしてならない。
今回の詰将棋:23手詰(金無双の話しだったので詰将棋も金無双作品です)