ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

女流の将棋は相振りで輝く

 7月17日は女流王座戦の二次予選。先手・藤井奈々女流初段vs後手・中村真梨花女流3段の一戦。両者は振り飛車党のため期待通り相振り飛車となる。相3間飛車で囲いは互いに金無双である。出だしが75歩と35歩の突っ張り型の3間は女流将棋に圧倒的に多い。

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 途中図は昼食休憩に入ったときの局面図(54手目45銀)である。その後は後手の攻め、先手の受けという構図が100手以上になっても続く。104手目に金銀が交換になってからは局面がより動き始めた。本格的な真梨花攻めが始まったが受ける!耐える!と延々と続き手数は200手超えるも、ついに反撃のチャンスを先手が得て勝ち(229手)となった。

 藤井さんは前局の本田小百合女流3段との一戦でも感じたことだが辛抱つよい指し回しが印象に残る。振り飛車党であることと詰将棋好きということでもあり、なんだか積極的に応援したくなってきた。

今回の詰将棋:23手詰

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