6月20日は33期竜王戦3組ランキング戦の決勝戦があった。杉本8段vs藤井7段の師弟戦だ。
振り飛車党の杉本8段は期待通り4間に振ってくれた。
対抗型というのに序盤、相振りによくでてくる金無双もどきの囲いが両陣営に出現した。相振り好きにとって少々うれしくなるところだ。将棋の方は夕食休憩までは長い長い序・中盤の戦いが続いた。夕食休憩後も本格的な戦いへゆったりと流れる感じで先手藤井7段はごく自然な指し手で95手で勝利した。終局後は師弟揃っての会見がおこなわれた。
4組連続で組優勝は史上初とのこと。それにかかる昇段規定はない。竜王戦の規定による昇段は7段の棋士が竜王位を獲得した場合は8段に昇段するとあるから、来年2組で優勝しても8段にはなれない。順位戦でA級入りして8段になるのが可能性としては先になるかもしれません。
今回の詰将棋:23手詰