ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

女流王座戦第4局

 12月4日に女流王座戦第4局が東京将棋会館で開催された。西山朋佳女王が一気にタイトルを奪取するか、それとも里見女流王座がタイに持ち込み最終戦決着となるか注目の一戦である。

 先手里見さんが26歩、後手西山さんが34歩で始まった将棋はやがて後手の3間飛車となった。最近の里見さんは相振り飛車を避けているようにしか見えない。相手によって居飛車のほうが組みし易いということかもしれないが私には前者のようにしか感じられない。さて将棋の進行のほうは中盤以降後手が指しやすい状況が続き、そのまま144手で押し切った。残り時間も余し勝ちといったところか。これで西山さんは3冠となり、一つ、二つと里見さんからタイトルを取り上げるという感じになってきた。

 西山さんの融通無碍ともいえる「自分には振り飛車しかない」と自由にのびのびと指し続ける姿勢に私は共感している。三段リーグも頑張ってほしい。

今回の詰将棋は29手詰。

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