9月6日の朝日杯は午後2時から石井健太郎5段vs杉本和陽4段だった。先手石井5段のノーマル4間飛車に対し、後手杉本4段は右4間で対抗した。杉本4段はよく振り飛車をする人なのでひそかに相振りを期待したがそんな贅沢を言っている場合ではない。この2日間(4&5日)は振り飛車のネット中継がなかったからだ。
さて、将棋のほうだが、この戦型は後手が仕掛けのタイミングを図りつつ、一方先手はそれを受けて反撃するようなパターンが一般的だ。やがて6筋以降の戦場が焦土化するようになった後は一転して玉側の端の攻防に争点が移った。この攻防がしばらく続き変化に双玉詰将棋になりそうな素材が現れるなど、この端の攻防は実に面白かった。将棋は端の攻防を制した石井5段が勝った。この熱戦に感化されて、双玉詰将棋を作ってみた。
今回の詰将棋は9手詰。逆王手に注意しながら・・・。