８月４日のＮＨＫ杯戦は戸辺誠７段ｖｓ木村一基９段だった。関東で振り飛車党といえば藤井猛９段と鈴木大介９段が双璧である。以前よりそれに続くのが戸辺７段だとみていた。一時は西の菅井に東の戸辺とその活躍を私は楽しみにしていた。最近の彼の将棋はハッキリ云って伸び悩みなのだろう。しかし、まだまだ３０代になったばかりである。不調の時、棋士は居飛車に転向するケースも多い中にあって、その振り飛車愛には敬愛とともにその志を高く評価しているのだ。
さて対局のほうは後手番となった戸辺７段の「ごきげん中飛車」対超速銀の布陣となった。終盤まで難しい攻防が続いたが先手が入玉確実となり無念の投了となった。
今回の詰将棋は１９手詰。
