7月20日は『第13期マイナビ女子オープン』の一斉予選の日だった。ネットではほんの一部だが代表的対局を午前4局、午後4局と中継していた。女流は振り飛車党が多いから現地にいると実に壮観なことだろう。自分が好きな戦法の将棋をまとめてみる。こういったのが、本当の『観る将棋』というべきものに違いない。
さて、ネットで中継されていた対局はすべて開いていたが中でも注目したのは午前中の山根ことみvs中村桃子、午後の小野ゆかりアマvs滝祐子アマのともに「相振り飛車」戦であった。特に、山根・中村戦は終盤に山根さんが後手玉を追い詰めていくシーンが格別だった。一手指すごとに詰将棋の素材が転がっているようにすら感じた。愛着と理解が進んだ戦法というのはそういう期待を抱かせるものである。
今回の詰将棋は13手詰。