ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

第58回九州G例会

日時:平成29年1月9日(月)pm1〜5
場所:博多市民センター
参加者:石川、太田、倉掛、古森、坂田、酒井、千々岩、八尋(以上8名)


1 課題作「入玉形」は6作集まったが、この日出席していない作者と連絡調整をする必要があり、詰パラ用の選題は酒井氏に一任することにした。


2 詰将棋解答選手権について
 まず、会場は例年通り「春日クローバープラザ」を押さえることができたことを報告した。
次に、石川が今年より長崎会場を立ち上げることもあり、これまで福岡の運営責任者としてやってきた細かい注意点などの引き継ぎを出席者全員におこなった。


3 昨年からの将棋界のごたごたについて、いろんな意見・感想が述べられたが、ふと詰パラ1月号のデパート作品について話しが及んだ。

*現在はどうか知らないが、以前より他校よりストックが多いと思われるデパートなので「詰将棋サロン」あたりで話題提供という形に止めるべきではなかったのではないか。
*ネットの指し将棋の世界では時折、「ソフト指し」という不逞の輩が出没するが、某人がcom作品を自作のごとく、発表し続けたら、果たして発見できるのであろうか。
*年の始めというのは雑誌・報道などで「どうなる日本、世界の動き」というお題目で政治・経済などの予測がたてられるものである。近未来、AIはますます人類のいろんな分野に及んでくるであろう。囲碁・将棋もその進化に影響を受け続けることだけは確かなようだと一種、あきらめの境地に達した?
佐藤天彦名人が今春、com「Ponanza」と対戦するが、お隣の囲碁界では井山裕太六冠が3月にワールドチャンピオンシップという世界戦に出場する。この大会は日中韓のトップ棋士とAIが総当たりをする。ここでAIがどういう成績を残すかが一つの注目の的であろう。これら囲碁・将棋における対局が今後の展望を見極めるよすがになりそうである。


4 次回は8月20日(日)。
 課題はいろんなテーマが飛び交ったが、これも酒井さんに一任し、過去のテーマを確認しながら決めてもらうことにした。


5 二次会は八尋、古森の両名を除く6人でいつもの居酒屋に行った。
 例によって、よろず放談。私は途中、王将戦の経過が気になって仕方がなかった。その勝負も久保九段が勝利してほっとした。本来なら掛川に行きたいところだったが、この例会と重複した。「詰将棋あっての指し将棋」という将棋観で博多へ来た。久保九段も昨年はいろいろあったが、より信頼される棋士を目指していただきたいものだ。今は「時間を制するものはタイトルを制する」という言葉を贈りたいくらいである。
 第2局の尼崎対局には行くことにしている。ついでに、創棋会の新年会にも参加しよう。
 おっと、その前に今週末の熊本市での朝日杯公開対局に出かけたい。お目当ては戸辺誠七段の振り飛車の将棋である。今年は春からなんとなく忙しい。