「関西駒の会」は2ヶ月に1度の割合で、関西将棋会館にて定例会(今回は5月14日)を開催されている。
詰将棋の会合「創棋会」と似たような感じの活動状況である。
関西を訪れたとき、日程が合えば両会合とものぞいてみることにしている。この会は文字通り、駒作りの同士がメインだが、関西在住プロ棋士の来訪も多く、駒作り談義に限らず指し将棋をしたり、かなり緩い会合(室内には素晴らしい駒があふれて私には目の保養にもなっている)である。
今回は今泉健司四段と村田智穂女流二段が来られていた。
今泉四段とはしばし談笑し、村田さんには一局、将棋を指して頂いた。
途中図はその指導将棋(飛香落戦)である。
途中図より、下手は65歩以下快調に攻めて寄せきってしまった。
上手より「手合い違いでした」と云われたが、駒落ち将棋というのは、下手が勝ち負けはともかく気分よく攻めさせていただくことが一番だと常々思っている。詰将棋作家の指し将棋感というものは寄せ合いが楽しみであり、まれに詰将棋の素材に遭遇することができればこの上ないのである(私だけかもしれないが)。
ストンリバーvs村田.kif