ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

名人戦解説会(長崎県の巻)

 第74期名人戦第2局全国一斉大盤解説会が長崎市の三菱記念会館で4月23日開催された。
当初、長崎への派遣棋士は前田祐司八段の予定だったが、先の熊本地震の影響により急遽、福崎文吾九段が来崎された。


 観戦者約15名ほど、午後2時より解説会を始めたが、対局そのものがリアルタイムのため、携帯のモバイル中継をみることができる私が解説の聞き手を急に務めることになった。


 福崎九段は私が関西へ行った時、連盟の大盤解説会などでは神吉七段に負けず劣らずのユーモア溢れる話術で解説する姿をいつも拝見しているところである。これがてっきり、外向けのリップサービスとばかり思っていたが、本日、後ほど行われた指導対局や打ち上げの宴席などでも冗談を交えながらの、ごく自然の応対をしていただいた。今回あらためて、関西人特有のお人柄と再認識いたしました。


 さて、解説会のほうは夕方までの限りある時間の中で推移したが、勝負の結果は午後9時44分までかかった大熱戦で、挑戦者の佐藤天彦八段が159手で羽生善治名人に勝利し、シリーズ成績を1勝1敗のタイとしました。来る5月12日の第3局(鹿児島対局)以降、ますます盛り上がっていきそうですね。

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