王将戦への挑戦者を決めるリーグ戦の最終局が11月25日に一斉におこなわれた。
注目局はなんといっても羽生vs渡辺戦であった。
渡辺さんを秘かに応援していたが、だめでしたね。
リーグ陥落が決まっている人と精神的にゆとりがある人(春の名人戦までなにもなく、当然順位戦も関係ない)の差が出てしまった感じがいたします。
これで5勝1敗同士で羽生4冠と久保9段のプレーオフは12月4日に東京の将棋会館で行われます。
実は昨年の王将リーグもプレーオフでした。郷田さんが4連勝と走りましたが、後半失速して(2連敗)羽生さんに追いつかれて、ともに4勝2敗のプレーオフでしたが、それに勝った郷田さんが王将戦初挑戦で王将位に就きました(大相撲ではないが本割でも羽生さんに勝っていたのがスゴイところか)。
久保さんは5勝1敗ですんなり挑戦者になれないのかという思いよりも、儲けもの(スイス式の順位の決め方では直撃方式で羽生さんになっているところ)という前向きの考え方でプレーオフに挑んでもらいたいものです。難敵ではありますが、久保さんが時折おっしゃる将棋を楽しむという思いをひめて、持てる力を十二分に発揮してほしいところです。
ところで、11月26日付け「スポーツニッポン」新聞の記事で早々に王将戦7番勝負の日程が公表されていました。
第1局 平成28年1月10&11日 静岡県掛川市 掛川城二の丸茶室
第2局 平成28年1月24&25日 島根県安来市 さぎの湯荘
第4局 平成28年2月16&17日 青森県弘前市 弘前市民会館
第5局 平成28年3月13&14日 兵庫県尼崎市 都ホテルニューアルカイック
第6局 平成28年3月18&19日 神奈川県箱根町 ホテル花月園
第7局 平成28年3月26&27日 新潟県佐渡市 佐渡グリーンホテルさらく
なお、第1局が行われる掛川市は7年連続7回目の開催となるそうです。
掛川市での大盤解説会は大日本報徳社大講堂
1月10日(日) pm1から封じ手まで。
1月11日(月・祝)am10から終局まで。