ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

ストンリバーの「相振り好局選」追加ー100

久保利明九段vs富岡英作八段  20期竜王戦

途中図は70手目後手64歩の局面。
この将棋は長さを感じさせない中盤戦の攻防が見どころである。

▲64同歩  ▽同銀   ▲65歩  ▽53銀   ▲97角  ▽34飛   ▲79角  ▽46歩
▲同歩   ▽36飛   ▲47銀  ▽34飛   ▲37歩  ▽24飛   ▲45歩  ▽同金
▲46歩   ▽35金   ▲36歩  ▽34金   ▲97角  ▽22飛   ▲37桂  ▽62金
▲56歩   ▽66歩   ▲同飛  ▽15歩   ▲同歩  ▽16歩   ▲同銀  ▽26歩
▲同歩   ▽25歩   ▲84歩  ▽同歩   ▲83歩  ▽同銀   ▲85歩  ▽26歩
▲84歩   ▽同銀   ▲83歩  ▽同玉   ▲85歩  ▽93銀   ▲45歩  ▽同桂
▲64歩   ▽56歩   ▲同飛  ▽77角成  ▲63歩成 ▽55歩   ▲46飛  ▽24桂
▲62と   ▽16桂   ▲同香  ▽62銀   ▲31角成 ▽27歩成  ▲同金  ▽39銀
▲同玉   ▽27飛成  ▲45桂  ▽同金   ▲75桂  ▽74玉   ▲83銀  ▽65玉
▲64金   まで143手で先手の勝ち。

久保vs富岡.kif 直

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この「相振り好局選」は本局でもって100局を紹介したことになる。
最後の10局は久保九段の120局あまりの相振り実戦譜より、比較的手数が短い10局を選題した。
久保将棋にかぎらず、相振りの好局棋譜はそのほかに多数あるが、今回の区切りでブログアップは終了とします。


<余談>
 さて私は振り飛車党ですが、なぜ振り飛車党になったかと云うと、将棋という範疇のなかで、もともと詰将棋の世界が主たる部分で、たまに将棋を指すことも好きだったのですが、その際少ないエネルギ−で将棋の戦法を自家薬籠中のものとしたいと考えたのが発端です。この少ないエネルギーでという部分を下記の問答形式で説明できるかと思います。


こちら:矢倉の将棋が指したいのですが・・。
あいて:そんな勝つか負けるか分からないような将棋は指したくありません。


こちら:横歩取りの将棋が指したいのですが・・。
あいて:アマの時間が短い将棋で神経を使うのはイヤです。


こちら:角換わり腰掛け銀の将棋が指したいのですが・・。
あいて:中盤の駒組みまで定跡化されているような将棋は面白くありません。


こちら:振り飛車の将棋が指したいのですが・・。
あいて:それは拒否はできませんね。


こちら:振り飛車の将棋が指したいのですが・・。
あいて:私も指したいです。
こちら:実は相振りは大好きなんです。
あいて:私もです。楽しく指しましょう。


 このように、振り飛車が一番、私にとって「自己主張が通る戦法」だったのです。
居飛車党に徹するのも、自己主張が通るのではないかと思われるところですが、それは相手の出方によって、あまりにも多くの戦術に精通していなければなりません。そういった意味での少ないエネルギー論なのです。
 詰将棋に対する時間を創出するための私なりの知恵でもあったわけです。