里見香奈女流名人に中村真梨花女流二段が挑戦する第40期ユニバーサル杯女流名人位戦5番勝負が19日島根県出雲市の「出雲文化伝承館」で開幕した。
5連覇と永世称号「クイーン名人」(通算5期)獲得を目指す里見女流名人と初タイトルを目指す中村女流二段の激突であり、初戦から互いが攻めの棋風だけに激しい戦いが予想されるところである。
現地では持ち時間各3時間で午前9時より対局が開始されたが、大盤解説会は午後1時半より「出雲文化伝承館・縁結び交流館」にて行われた。解説は立会人でもある浦野真彦八段が、聞き手を室谷由紀女流初段が務めた。
会場に午後1時15分ごろ着いたら既に200人余近く集まっていたので少々驚いた。人口17万人の出雲市にこんなに将棋フアンがいたとはと感じつつ、日曜日とはいえ、やはり地元の里見人気のすごさを垣間見た思いである。
次の一手が2回出題されたが、次の画像は2回目の分で先手84歩に対して後手の指し手を問われた。84同歩、94歩、その他の手のいずれかの3択問題だった。
私は浦野八段の色紙があたり、本人より直接いただいた。そのとき、詰将棋解答選手権の賞品に使わせていただきますと申し上げた。
さて本戦の方は里見女流名人が148手で相振り飛車の激闘を制した。