ここ数日の間に、ツイッターにて「近いうちに将棋パイナップルが閉鎖される」というツイートが散見される。それが事実であれば、まことに残念に思う一人である。
私がネットで将棋を楽しむようになった頃、このサイトは実によく作り込まれているなと感心したサイトの一つであった。
まず、アマ棋界、プロ棋界、詰将棋・必至などのヘッドラインがあり、それぞれの中に個別のスレッドが立っていた。どこか、2チャンネル的雰囲気があったが中身は読み応えあり、資料的価値ありと実に多彩であった。
そして、私が特に楽しみにしていたのがリレーエッセーであった。残念ながら166人目で止まってしまったがプロ棋士、アマ強豪、詰将棋作家などが登場している。10年近く前に書かれたものでもあり、現在ブレークしている人、この人はあの頃、こんなことを考えていたのかと大変興味深い。例えば、10歳で登場している里見香奈さん。当時、小学校5年生の彼女は「大好きな将棋」と題して、将棋を指す楽しさを実にのびのびと語っている。最後の結びの文章が「いつかきっと私の夢(秘密)をかなえてみたいです」とある。この秘密がプロの世界へ入ることであったことは云うまでもないことである。
このサイト、平成25年9月17日現在まだ閲覧可能である。
http://shogi-pineapple.com/
平成25年9月21日付け追加記事
歴代アマ名人一覧など一部はアーカイブ化して残すことになった模様である。