第84期棋聖戦五番勝負は羽生棋聖が渡辺竜王の挑戦を3勝1敗でしりぞけて防衛を果たしたところである。
上記の図面は第3局より先手が121手目32金と指したところであり(実はこの数手前の32金打が悪手であった)後手は22銀と指して受けきってしまい、挑戦者が1番入れた勝敗結果となった。
22銀と受けた局面で羽生棋聖の持駒は金銀では当然詰まないのだが、ニコニコ動画の実況中継を見ながらどんな持駒があったら、詰将棋らしく寄るだろうかと考え始めていたのである(この辺は職業病みたいなものかもしれない)。
まず、比較的簡単に作り上げたのが次の図である。(21手詰)
次に、初手35角から合駒を発生させたらどうなるかと考えたのが下の図です。(23手詰)
どちらも長手数ですが易しく軽快に捌けて解後感はよいはずです。解いてみてね。