ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

長崎しおかぜ高総文祭(将棋)を振り返って

平成25年版・「将棋年鑑」を購入した(昨年の同大会の結果が掲載されている)。

 今年の長崎大会は男子が団体戦48チーム、個人戦48人で、女子が団体戦38チーム、個人戦44人の参加を得た。私の学生時代、全国的に高校に将棋部すらなかったことを思えば、今日の学生将棋の興隆は驚きのひとことである。特に、女子の将棋の普及の目覚ましさは格別の感がある。

 これもひとえに日本将棋連盟を始め、文部科学省が小中学校の児童生徒へ普及を目指した成果が現れてきていると云う印象をすなおに感じる。

 まず、男子団体戦であるが、将棋年鑑のバックナンバーをふくめて、検証してみると優勝した岩手高校は3連覇している。毎年、3年生が卒業していく中で、この偉業は素晴らしいことだと思う。選手層の厚さが半端じゃなさそうである。また、優勝を争った藤枝明誠高校は2年連続の決勝進出であり、3年前もベスト4まで進撃している。この高校も強豪校であり、来年はこの2校を目指して全国各高校も研鑽をつんでもらいたい。

 次に、男子個人戦兵庫県甲南高校の長森優作さんが優勝したが2連覇である。傍でときおり見ていて強い将棋だなと感じていたが、後で聞いた情報によると元奨励会員ということで得心がいった。惜しくも準優勝に終わった長谷川大地さん(静岡県県立浜松北高校)は昨年も準決勝戦で長森さんとあたっている。長谷川さんについても後ほど詰パラ会員ではと、情報を得たが、もしそうであったら会場で一声かけてあげたかったと思った。


 さて、女子団体戦愛工大名電高校が大会2連覇となった。これもまた選手層の厚さなしでは達成できない偉業である。

 次に、女子個人戦は素人の私から見ても優勝候補がめじろ押しだった。先のマイナビ女子オープンのアマ枠で活躍した山根ことみさん、和田あきさん、脇田菜々子さん、里見咲紀(里見香奈女流の妹)さん、地元長崎から昨年の高校竜王県代表の瀬戸川智香さんなど誰が抜きんでても不思議ではなかったと思う。結果は東京・国学院高校の和田あきさんが愛知県一宮高校の脇田菜々子さんを制して優勝した。