ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

北九州将棋フエステイバル・補遺

今年の3月23・24日に小倉で開催された第21回北九州ハイビジョン将棋フエステイバルについては、私も行ってきたのでその内容については私のブログ(3月26日付)にて紹介していたところです。


そのイベントのプログラムの一つとして「永世名人対談」というのがあった。森内俊之名人と谷川浩司九段の対談が島朗九段の司会進行でおこなわれた。


この時の模様を日本将棋連盟がYouTubeで4回に分けて立ち上げているので九州の将棋フアンのために、このブログでもアップしておきたい。
対談時間はトータルで約57分である。対談内容は新鮮な話題も多く聴いていてあきないと個人的に思う。


対談の後半部分で島九段の「棋士のピークの年代はいつごろと思いますか」という質問に対して森内名人は「25歳から35歳の間」と応え、谷川九段は「29歳」と応えた。ともに、考え方の根底に記憶力というテーマがある。谷川九段の場合、そのころタイトルが4冠だったし、特に詰将棋に関連して彼は次のように述べている。「そのころが一番、一桁の詰将棋を解くのがはやかった。詰将棋解答選手権というのがあり、何回か出て良かった時もあれば、悲惨だったときもあった。中編、長編は結構、経験が活きるので40代でも勝負ができるかなという感じだが、短編は若い人には勝てないなという感じがいたします。」・・・詰キストはやはり詰将棋の話しにアンテナが向くものである。