ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

王位戦「大盤解説会」

第55期王位戦第4局が8月20日、21日に福岡市のホテル日航福岡で開催された。
大盤解説会は21日の午後3時より、同ホテルの3階「都久志」の間でおこなわれた。
10分前に会場に到着したがほどなく300人をこえる来場者で実に盛況であった。
雨の長崎を後にしてからは、着いた福岡の午後は雨でした。不順な天候の中、よくぞ将棋フアンが集まったものです。
今年最後のタイトル戦の九州開催も影響しているかもしれませんね(王座戦竜王戦も九州対局はありませんから)。
それに7大タイトルのなかで、この王位戦だけがニコニコ動画の中継がないから、昔ながらの臨場感を共有するには現地の大盤解説会へいくのが賢明な策と思われるところでもあります。


さて、解説は畠山鎮七段、聞き手は鈴木環那女流二段である。
午後5時過ぎには本局の立会人でもある深浦康市九段も登壇した。

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午後4時過ぎには次の一手が出題された。92手目の後手23歩に対して先手の着手を問うたもの。
23歩成、31銀、96歩、その他 の4択だった。私は41銀と32の金に働きかけたほうがよいと思い「その他」の選択肢を選んだ。正解は単純に23同歩成だった。正解者は110名ほどいた。

以下、私にとって不慣れな戦法も影響してか、着手予想がなかなあたらず、とにかく難しい攻防の末、午後7時過ぎに134手で羽生王位が激戦を制しました。

木村vs羽生.kif 直