ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

懸賞詰将棋の解答

新春懸賞詰将棋の解答結果は次の通りです。

<正解手順>
36金 同銀 54銀 同と 43龍 同銀 46馬 44玉 
35角成まで9手詰。

<短評>
・13角が変化でも動く。
・龍捨てが強烈。
・変化の31角成に気づかなくて迷走。作意はすぐなのに。
・龍を捨てるタイミングがポイント。
・初手36金を44玉の変化手順で相当悩みました。
・最後に龍が消えました。これで小学校は卒業です。
・2手目44玉の変化が私の力では詰みませんでした。
(44玉の変化は53銀、43玉、52龍、54玉、62銀生、64玉、31角成まで)

<正解手順>
56桂 同銀 46龍 45飛 43銀成 同馬 36馬 34玉
35馬 同飛 26桂 まで11手詰。

<短評>
・馬筋を変える銀捨てのタイミングに手が止まってしまった。
 63歩がその手順前後をふさいでいるのですね。
・強防飛合
・43銀成で馬筋をずらすのがいい。
・軽快な手順ですが解後感が重い。
・銀と馬が綺麗に捌けて気持ち良い。
・金合だと思ったら飛合だった。正月早々、あぶない、あぶない。
・43銀成の妙手が光っています。盤を見つめて20分ぐらい考えました。

<正解手順>
14香 13歩 同香生 12歩 同香成 同玉 13歩 同桂
23金 同玉 15桂 12玉 23銀 11玉 12歩 21玉
41飛成 31香 32銀生 12玉 23桂成 11玉 31龍
同角 12香 まで25手詰。

<短評>
・金を残したためにてこずりました。
・変則歩合から駒捌きが爽やか。
・9手目をずっと銀だと思い込んでいた。
 いやーまいった。
・銀を残すのがミソ。
・香と桂の小駒からの手作りが勉強になりました。
 唯一の攻め駒飛が消去するのが面白い。
・これしかないと思っても初手の香打は指し難い。
 合駒選びは苦手です。

<総評>
・今回は解きやすかったです。手順の長さよりは詰上がりが見難い、
 駒数が多い、駒取りは頻繁といった類いに難しさを感じます。
 

メール解答を頂いた方は全部で7名でうち6名が全問正解でした。
今回は全員の方に小冊子「大山名人講演録」などを進呈します。