ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

百花繚乱

9月26日はマイナビ女子オープン予選の一斉対局だった。 午前と午後での対局総数は正確には数えきれないが多分35局前後だったと思う。ほとんどの対局で目にするのが百花繚乱の振り飛車戦。振り飛車フアンにとっては堪えられない楽しい一日であった。「将…

倉敷籐花戦での快進撃

9月18日倉敷籐花の準決勝戦が行われた。 先手・石本さくら女流初段vs後手・甲斐智美女流5段。 戦型は互いに3間に振る相振り飛車となった。 途中図は先手が63手目に98角と打ったところである。 実はこの角はのちほど76角とあがり、また98角と…

優柔不断

9月14日女流王座戦の挑戦者決定戦がおこなわれた。先手・里見香奈女流4冠vs後手・伊藤沙恵女流3段の一戦。この二人なら相振りになることを期待して観戦開始。先手里見さんはいつでも飛車が振れるような駒組で動く。対して後手伊藤さんも相振り模様に…

「表彰状」来たる

詰将棋全国大会が12年ぶりに九州(博多)で開催される予定であったがコロナ禍で中止となった。本大会では「看寿賞」・「門脇芳雄賞」などの表彰式がイベントの一環として行われることになっていた。 先日、この「門脇賞」の表彰状が送付されてきた。りっぱ…

相振りで及ばず

9月4日は女流王座戦準決勝の残りの一局が行われた。先手・里見香奈女流4冠vs後手・山根ことみ女流2段の対戦で相振り飛車(3間vs向かい)となった。里見さんは山根さんが振り飛車党であることを重々承知の上で相振りに誘ったように思える。途中図は…

「7手詰」の詰をどう読むか

Youtubeで棋士会チャンネルをみていたときのことだ。畠山鎮8段と藤井奈々女流初段の二人で棋士作成の詰将棋を20分間ほど出題・解説をしていた。 畠山8段は解答手順の末尾で「7手づみ」でしたと発声していた。私は「7手づめ」というものだとばか…

思いがけない振り飛車

9月3日女流王座戦の準決勝の一局。先手・伊藤沙恵女流3段vs後手・加藤桃子女流3段の対戦でなんと先手が角交換四間飛車を目指した。この二人の対戦ではてっきり相居飛車だろうと思い、一応確認してから本日は王座戦第1局に集中しようと思っていた矢先…