ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

詰将棋は教えるものではない

将棋教室で子供たちに将棋を教えている。指し将棋は自分より強い相手と指していると自然と上手くなっていくものだ。 その点、詰将棋はニュアンスが異なる。 詰将棋は基本的に人に教えるものではないと思っている。 それは詰将棋が感性の世界だからである。 …

詰将棋を解くコツ

詰将棋の配置駒には無駄な駒は一つもありません。一つ一つがなんらかの意味を持ちつつ、盤上に存在しています。もしそうでなければそれは「飾り駒」といって詰将棋作家が嫌うものの一つです。 詰将棋の創作とは余詰や不詰との戦いです。その他、変化同手数や…

JTプロ公式戦

今年のJT杯の日程が既に公表されている。 選抜された12名の棋士を見てみると、いつでも振り飛車が指せる棋士は二人しかいない。久保利明九段と菅井竜也七段である。その二人が1回戦の組み合わせであたってしまった。もう少し互いに勝ち進んだところで実…

叡王戦(長崎対局)

第4期叡王戦第3局が令和元年5月4日に長崎市内で開催された。長崎市内でプロのタイトル戦が開催されるのは実に久しぶりというか、前回がいつだったか思い出せないほどだ。 例年この時期は森一門祝賀会で大阪へ行くことが多いが急遽取りやめた。 対局場所…

アマレン杯握り詰

詰将棋全国大会の恒例イベントに「アマレン杯握り詰」がある。今年は使用駒はともかく、19手以内という手数制限がかかった。初めての出来事であり、かつイジメにあった気分でもある。この握り詰はいったい誰が駒を握っているのかというとアマレンの理事長…

相振り飛車考

若い頃より詰将棋研究の傍ら、将棋を指すことも楽しんできた。あまり神経を使わずに気楽にさせる戦法ということで振り飛車党になった。相振りになる場合があることを覚悟すればほぼ100%自分の将棋が指せる。その相振りだが最初の頃は「仕方なく」指して…