ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

×××の永瀬化

標題の永瀬とは永瀬拓矢六段のことである。 彼が若くしてデビユーしたときは実に新鮮な郷愁を覚えたものである。 ノーマル振り飛車でねばっこく指し回し、まるで大山名人の再来かと思わせられた。 しかし、あの頃の彼はもういない。 忽然と居飛車の世界へ転…

JT杯福岡対局

自分にとって関心がない戦法は見ていて面白くないものだ。 プロの芸を魅せてやるといわれてもやはり面白くない。 あなたの生まれた前から存在する戦法だよと云われても翻意させられるほどのこともない。 そういった戦法の一つが「角換わり腰掛銀」だ。 7月24…

扇子の音

ジャズピアニストの国府弘子さんに「ピアノ一丁!」というエッセー本がある。 国立音楽大学を出て、ジャズという異色の世界へ進まれた点に若干興味を持って読み進めた。 その中に一点、将棋の話題に遭遇した。 交友関係があった伊藤果六段(当時)を対局中の…

とまらない注目!新名人

週刊誌等に引っ張りだこの佐藤天彦新名人が今週は週刊ポスト(8月5日号)に写真主体の5ページ分記事で、また週刊文春(7月28日号)では阿川佐和子の名物対談コーナー(この人に会いたい)に登場した。 まず、週刊ポストでは将棋フアンとしてはさほど目…

詰将棋全国大会

梅雨明け間近のこの季節ほど、人間を一喜一憂させるものはない。 台風に見舞われたこともあったし、大雨で新幹線ダイヤが乱れまくったこともあった。いつの年か、大雨続く九州を後ろ髪引かれる思いで出発したこともあった。今年はどうだろう。行きも帰りも好…

竜王戦への期待

渡辺明竜王への挑戦者を決める第29期竜王戦決勝トーナメントが進行中である。 将棋世界8月号では本戦トーナメントに出場を決めた11人の戦いを前にしてのコメントが載っていた。 1組2位で通過した振り飛車党の代表ともいえる久保利明九段は「初戦で羽…

北九州将棋フエステイバル

例年3月に開催されている北九州将棋フエステイバルだが、今年はどういう風の吹き回しか、9月開催になった。 よく訪れているイベントだったので、主催者より案内状が送付されてきた。 9月17日が前夜祭で、翌18日がイベント本番だが、イベント内容その…

またまた登場、新名人

文藝春秋8月号が出版された。 その中に、9ページにわたって佐藤新名人のインタビュウ記事が掲載されている。 聞き手は将棋界をよく知る大崎善生氏である。 最新刊の将棋世界8月号でも名人戦総括ロングインタビュウ記事が載っており、しばらくは新名人フィ…