ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

プロへの道

明治の文豪に幸田露伴がいた。 高校時代、国文学史のテストで複数の語句の中から、「幸田露伴」、「五重塔」、「擬古典主義」の三つを選んで線で結べば点がもらえるという記憶しかなかった作家であった。 その後、露伴に将棋が趣味であったことが分かり、少…

関東交流会(将棋ペンクラブ)

将棋ペンクラブの年に一回の交流会には九州に居住している関係で関西での交流会へ参加することがここ数年多かった。今年は5月に動けなかったこともあり、久方ぶりに東京を訪れてみたいと思った(関東交流会は2回目の参加となる)。 6月11日に宿泊先の新宿よ…

週刊誌に登場した新名人

週刊新潮6月16日号に佐藤天彦新名人の90分間にわたるインタビュー記事が掲載されている。 4ページの特集記事は週刊誌における将棋の登場と云う意味では異例の扱いに感じる。対談もそうだが、すぐれたインタビューを成り立たせるものは、一つには主役の…

第75期順位戦

はなばなしいエポックを画したとも云える名人戦の喧騒をよそに、第75期順位戦が6月1日おごそかにスタートした。 その皮切りはB2順位戦。ここ数年のこのクラスは振り飛車党が多いためか、他のクラスと比して振り飛車戦をより多く観戦することができる。 …