ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

透明の棋士

「透明の棋士」という本はWebでの連載記事を編纂して出来上がった本である。 時代の流れとはいえ、これは近来、歓迎すべき出版形態の一つであると思う。 作者は報知新聞記者であり、名を北野新太という。 とんと馴染みのない著者名と映る方も多いかと思う…

ストンリバーの「相振り好局選」追加ー94

久保利明九段vs藤井猛九段 56期王将戦途中図は後手13角の局面。 後手陣4枚金気の守りの駒が一部はがされては構築し直すという繰り返しもみられ、なかなか見所がある玉頭戦である。▲65歩 ▽同歩 ▲同銀 ▽64歩 ▲56銀 ▽75歩 ▲69飛 ▽31飛 ▲65歩 ▽同歩 ▲86角 ▽5…

とび将棋

明治の文豪に幸田露伴という人がいた。将棋にさしたる興味がなかった高校時代は将棋好きであったという露伴の作品そのものは読んだことはなかった。あの頃は幸田露伴といえば「五重塔」ということを知っていれば、国文学史の試験対策として充分だったのであ…

第28回全国高校将棋竜王戦県代表決定戦

標記の大会が平成27年6月21日、長崎市の三菱記念会館で開催された。 その結果は次の通り。 参加者数=17人1位 山口賢人(佐世保工) 2位 福島誠一(長崎工) 3位 有田光佑(長崎西)・横井晴土(青雲)*優勝した山口さんは来る8月19・20日に…

西遊棋 in Tokyo

2年前に関西の若手の棋士たちによる新しい将棋の楽しみ方を提供するために誕生したのが「西遊棋」である。 なかなか良きネーミングである。最初のうちはイベントの打ち方も手探りの状態で進められたのであろう、なんとなくぎこちない部分も感じられたが次第…

ストンリバーの「相振り好局選「追加ー93

真部一男九段vs久保利明九段 45期王将戦途中図は42手目後手25桂の局面である。 先手の原始筋違い角戦法プラス向い飛車に対して後手が何が何でも振り飛車にするという指し方。▲26銀 ▽45歩 ▲35歩 ▽46歩 ▲25角 ▽65角 ▲52角成 ▽同金 ▲36桂 ▽38角成 ▲同飛 ▽47…

文科大臣杯第11回小学校将棋団体戦県代表決定戦

標記の大会が平成27年6月14日、長崎市の三菱記念会館で開催された。 結果は次のとおり。参加4チームによるリーグ戦で決定。1位 附属小 2位 戸町小 3位 広田小 4位 山田小*優勝した長崎大学附属小(山崎朗・末永容・吉本太一)は西日本大会へ出場…

夏は王位戦

6月8日、王位戦の挑戦者を決める戦いがくりひろげられていた。 ネットの画面を見つめつつ、菅井六段をひそかに応援していた。 先手番を握った彼は期待通り、飛車を振ってくれた。 左右ばらばらであった金銀がやがて右辺では美濃となり、左辺のお荷物となら…

第14回全国小学生「倉敷王将戦」県代表決定戦

標記の大会が平成27年6月7日に三菱記念会館で開催された。 その結果は次の通り。 <低学年の部> 参加者2名 1位 西尾雄誠(広田小3) 2位 山崎慶人(長大付属小3)<高学年の部> 参加者12名 1位 柏木智成(白南風小4) 2位 柏木将義(白南風小6)…

ストンリバーの「相振り好局選」追加ー92

久保利明九段vs谷川浩司九段 75期棋聖戦途中図は39手目後手の24角を牽制すべく46銀と上がったところである。 以下、先手の84飛という十字飛車が実現する。64桂の犠打をはさんで局面をリードしていく。 ▽45桂 ▲84歩 ▽同歩 ▲45銀直 ▽同歩 ▲84飛 ▽34飛 ▲64…

第36回全国中学生選抜将棋選手権大会県代表決定戦

標記の大会が平成27年5月31日に三菱記念会館で開催された。 その結果は次の通り。参加者数は14名。1位 三森康平(佐世保中里中2) 2位 鶴和浩暉(青雲中3) 3位 北川智章(佐世保北中3) 4位 本庄達也(長崎東中3)*優勝した三森さんは来る8月3・4日に…