ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ネット観戦の副産物

8月30日にネット観戦でJT杯の羽生vs行方戦を観ていた。 終盤、二転三転と形勢が変わって、見ている分には大変スリリングで面白かった。 どうやら、行方八段が詰みを逃した局面もあったようだ(それは87手目44金以下詰みあり)。 私が特に気になったの…

この秋も注目!将棋界

第4期リコー杯女流王座戦 里見女流王座は長期欠場(休場延長)により、このタイトルを返上された。 この結果を受けて、9月1日に予定されていた加藤桃子女王と西山朋佳奨例会初段との間での挑戦者決定戦が中止となり、あらためて二人による五番勝負をおこなっ…

ストンリバーの「相振り好局選」追加ー64

田村康介七段vs飯島栄治七段 第70期B2順位戦 先手は玉の右辺を破られるも、早逃げが功を奏する一方、角2枚を急所に据えて寄せきった。 ▽46歩 ▲同歩 ▽35銀 ▲55角 ▽44歩 ▲56銀 ▽15歩 ▲同歩 ▽17歩 ▲同香 ▽54歩 ▲66角 ▽46銀 ▲64歩 …

九G(詰将棋九州グループ)例会参加記

8月23日に博多で開催された九G例会へ行ってきた。 今回は8月21日の王位戦第4局大盤解説会へ行った関係で、そのまま博多へ2泊してこの例会へ備えた。 ブログの更新もあったので、ノートパソコンを持参した。せっかく、パソコンを持ってきていたので…

王位戦「大盤解説会」

第55期王位戦第4局が8月20日、21日に福岡市のホテル日航福岡で開催された。 大盤解説会は21日の午後3時より、同ホテルの3階「都久志」の間でおこなわれた。 10分前に会場に到着したがほどなく300人をこえる来場者で実に盛況であった。 雨の長崎を後にしてか…

情報よりも力勝負を

週刊誌「フライデー」の7月25日号に羽生名人の特集記事がでていた。 3ページ仕立てで、2ページ分がインタビュー記事である。 記事の中心をなすのはコンピュータ将棋に対する羽生名人の考え方である。 読んでみて、新たな羽生語録みたいな感じがしたので、箇…

ストンリバーの「相振り好局選」追加ー63

佐藤和俊六段vs小林宏七段 第18期竜王戦途中図より先手は75歩以下、果敢に攻める。 最終手に、あっと驚く決め手が出現する。 こんな将棋、めったに指せるものではない。▲75歩 ▽22角 ▲74歩 ▽同銀 ▲55歩 ▽同歩 ▲同銀 ▽73金 ▲54歩 ▽62銀 ▲6…

ストンリバーの「相振り好局選」追加ー62

小倉久史七段vs羽生善治四冠 第44期王位戦リーグ途中図は56手目74歩の局面である。ここからプロもよく指導する「負けても絶対に指してはいけない手」というのが出現する。それは33角成、同飛、25桂である。角を取り返しはするものの、33桂を結…

倉敷王将戦

第13回全国小学生倉敷王将戦が8月2日に岡山県倉敷市で開催された。 本県(長崎県)代表の金子覚柔さんが高学年の部で準優勝した。惜しくも優勝は逃したが、高学年の部では長崎県勢としては過去最高の成績である。なお、低学年の部では2004年に現在、…

西海団体戦

日本将棋連盟・佐世保支部主催の将棋イベントの案内です。

先手中飛車<後手54歩型 or 先手55歩型>久保利明九段勝局集

7月下旬に「久保流 最強先手振り飛車」という書籍が日本将棋連盟より発行された。 冒頭、石田流のことにふれ、後半に相振り飛車の記載があるものの、本書の中心をなすものは先手中飛車である。「攻める振り飛車の極意」のサブタイトルのもとに久保九段がやさ…