ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

第62期王座戦日程決まる

羽生王座への挑戦を決める挑戦者決定戦が7月29日に開催されて、豊島将之七段が丸山忠久九段に勝利して挑戦者となった。将棋は先手の豊島七段の玉が入玉模様となり、形勢が二転、三転した感じだったが、最後はトン死を喰らったような収束だった。どちらが勝っ…

ストンリバーの「相振り好局選」追加ー61

中村亮介五段vs伊奈祐介六段 第63期C2順位戦 本局は後手4間飛車が序盤早々に46歩、同歩、同飛と飛先の歩を切った将棋であるが、先手側は47歩などと打って、局面を納めるのが普通の指し方である。 しかしながら、本局は最後まで4筋に歩を打つことは…

詰将棋全国大会参加記

今年、30回を迎える詰将棋全国大会は7月20日に川崎市の産業振興会館で開催された。詰パラがこの7月号で通算700号の発行となり、おまけに7月16日付け朝日新聞の朝刊に詰パラが大々的に採りあげられるなど大会への機運はいやがうえにも盛り上がっ…

ストンリバーの「相振り好局選」追加ー60

北村昌男九段vs大内延介九段 S61B2順位戦 大内九段が中盤に仕掛けのタイミングが絶妙でうまく先手玉に手をつけるが、後手玉にも逆襲を浴びる。激しい終盤の攻防戦が見どころである。 ▲同飛 ▽34銀 ▲95歩 ▽同歩 ▲93歩 ▽16歩 ▲同歩 ▽17歩 ▲同…

第68回アマ名人戦長崎県代表決定戦

標記大会が7月13日長崎市の三菱記念会館で開催された。 その結果は次の通り。A級:1位 増本敬 2位 伊ヶ崎博 3位 福田大介・山口賢人 B級:1位 三木隆悟 2位 山根晃静 3位 岸川満・佐々木聖也 C級:1位 小林智弘 2位 石橋泰志 3位 佐藤敦*A級で優勝した…

JT杯福岡対局

7月12日(土)JT杯福岡対局へ行ってきた。 会場は福岡国際センター。 午後2時からこども大会低学年の部 決勝 午後2時半から同高学年の部 決勝 午後3時から JTプロ公式戦 のスケジュール。 お昼過ぎに博多駅に到着。 福岡国際センターは博多駅から大博通…

文藝春秋に羽生名人が登場

文藝春秋8月号に羽生善治名人のインタビュウ記事が載っている。聞き手はノンフィクション作家の後藤正治氏が務めている。 9ページにわたるロングインタビュウ記事で中心をなすのは「局面を見極める力」と題して、40代になって、若い頃と比較しての将棋に対する考…

ストンリバーの「相振り好局選」追加ー59

米長邦雄九段vs木村義徳九段 第19期C2順位戦 玉の囲いは先手「金無双」に後手が「金矢倉」である。矢倉に対する崩し方が参考になる一局である。 ▲65歩 ▽同歩 ▲77桂 ▽31角 ▲65銀 ▽64歩 ▲26飛 ▽34銀 ▲76銀 ▽45歩 ▲56飛 ▽43銀 ▲65…

「岩手高校将棋部」強さの秘訣

6月にポプラ新書の新刊として発行されたタイトルが「一点突破」という本(岩手高校将棋部の勝負哲学という副題がついている)がある。その本を実に興味深く購入した。その理由はあとで述べる。 著者は岩手高校の数学科の教諭で同校囲碁将棋部の顧問の藤原隆…

週刊将棋の「詰将棋の解き方」

週刊将棋にアマ強豪の美馬和夫さんによる「効果バツグン実戦手筋」という連載コラムがある。 その7月2日号のタイトルが「第26回 詰将棋の解き方」である。 冒頭、詰将棋ロータリーの作品を全部解くのにどのくらい時間がかかるかというテーマでアマ強豪たちが…

詰パラ 700号

詰将棋パラダイス7月号が通算700号を迎え、記念特大号として発行された。 記念号としては出色の出来栄えである。 まず、冒頭作品総手数700手の作品展の企画が良かった(初心者でも楽しめる作品がならんでいる)。 更に、7月は詰将棋全国大会の開催月にあたり…

早すぎる?「竜王戦」日程発表

プロ将棋のタイトル戦の日程と云うのは、挑戦者が決まってから開催日程が公表されるというのが慣例である。 第27期竜王戦決勝トーナメントが7月1日に高見泰地五段(5組優勝者)vs藤森哲也四段(6組優勝者)の対局を皮切りに始まるという時期の6月30日に将…