ストンリバーの日記

「詰将棋パラダイス」同人作家が語る将棋一般ブログ

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

女流王座戦より(鈴木vs長谷川)

第3期リコー杯女流王座戦2次予選が始まっているが、6月20日に鈴木環那女流二段と長谷川優貴女流二段の一戦がおこなわれた。ライブ配信が行われていたので、その日ネット観戦していた。 先手の鈴木さんは先の第6期マイナビ女子オープンの本戦では矢内さん、甲…

久保九段vs渡辺竜王

久保九段は渡辺竜王に当初は相性が良かったが、最近では分が悪くなっている。久保さんから見た勝敗の状況は、 ○ ○ ● ○ ○ ○ ○ ○ ● ○ ● ● ● ○ ● ○ ○ ● ● ● ● ●ごらんのように11勝11敗だが、直近では5連敗している。最後の戦いが2013年4月18日の第84期棋聖戦準…

アマ竜王戦優勝祝賀会

<急告>6月22・23日に開催された第26回アマ竜王戦全国大会で長崎県代表の伊ヶ崎博五段が初優勝されました。下記のとおり、祝賀会を開催いたします。日時:平成25年6月30日(日)PM6〜場所:三菱記念会館(JR長崎駅or浦上駅より徒歩15分)申込先:…

先手中飛車<角交換型>菅井竜也五段勝局集

菅井五段による菅井ノート(後手編)が昨年の秋に、同(先手編)が今年の1月にそれぞれ刊行された。先手編では「石田流3間飛車」が主体となりつつ、先手中飛車<角交換型>も紹介されている。中飛車の方は次の図のように7筋で銀交換にする指し方の研究がメイ…

文部科学大臣杯第9回小学校団体戦長崎県代表決定戦

標記の大会が6月16日長崎市の三菱記念会館で開催された。その結果は次の通り。参加5チームで総当たり戦をおこなった。1位:平戸小 2位:戸町小 3位:皆瀬小 4位:長大附属小 5位:生月小*優勝した平戸小学校チーム(三木隆悟6年、眞崎龍6年、高橋颯太4年)…

短編詰将棋の魅力

1 短編詰将棋の位置づけ 二十歳ぐらいまでは一歳の年齢差がとても大きい。学びの学年差を考えると明白だ。 長編の詰将棋では31手も39手も表現できる内容に大差はないが、3手から9手の一桁になると、俄然趣が違う。 俳句や短歌の世界だと云ってしまえば語弊…

ストンリバーの「相振り好局選」追加-11

森安秀光九段 vs 芹沢博文九段 第38期昇降級リーグ1組正統派居飛車党だった芹沢9段のめずらしい相振り飛車である。振り飛車党の森安9段に対して相振りの注文をつけたと云ういうところだろう。後手の指し方は攻めの銀をうまく金と組みかえて、やがて金銀で…

福岡の将棋事情(後編)ほか

1 福岡の将棋事情(後編)福岡将棋会館の指導棋士・関口武史四段による標記の特別リポート・下が週刊将棋6月12日号に掲載されたので紹介いたします。 2 菅井五段の中飛車講座 今週の週刊将棋にはもう一つの注目記事がある。それは菅井五段による見開き2…

第12回全国小学生「倉敷王将戦」長崎県代表決定戦

標記の大会が6月9日長崎市の三菱記念会館で開催された。 その結果は次の通り。 高学年の部 1位:金子覚柔(黒髪小5) 2位:三森康平(皆瀬小6) 3位:山根晃静(戸町小4) 低学年の部 1位:柏木智成(白南風小2) 2位:吉本太一(附属小3) 3位:廣津伸…

映像で見る将棋大賞

第40回になる将棋大賞については既に将棋世界6月号にて、その選考会の模様や(123ページ〜)、最優秀棋士賞を受けた渡辺竜王のインタビュー記事(24ページ〜)など関連の記事が詳細に載っていることは将棋フアン周知のことである。次に紹介するのは平成25年4…

第71期名人戦第5局・BS解説(渡辺竜王)

森内名人の防衛となった名人戦第5局をNHK衛星放送では渡辺竜王解説・聞き手が戸辺六段で放映された。一手一手の意味、常に進行する局面での形の捉え方という視点で実に名解説である。振り飛車党の私でも将棋という考え方に思わず引きづり込まれた。近10年…

第34回全国中学生選抜将棋選手権大会長崎県代表決定戦

標記の大会が6月2日長崎市の三菱記念会館で開催された。 その結果は次の通り。1位:山口賢人(広田中3年) 2位:吉原龍(小江原中3年) 3位:金納龍世(祇園中1年)、横井晴士(青雲中3年)*参加者数14名で予選リーグを経て、決勝トーナメントをおこない…

ストンリバーの「相振り好局選」10−10

長岡裕也五段vs伊藤真吾四段 第36回三段リーグ第1図は後手伊藤四段が70手目99角成と切り込んだところである。これに対して先手長岡五段は馬に目もくれず、美濃囲いを一気に攻める。▲73桂打▽同桂 ▲61龍 ▽同銀 ▲71銀 ▽同玉 ▲73桂成 ▽82金 ▲63桂 ▽同歩 ▲同歩…