今年のJT杯の日程が既に公表されている。
選抜された12名の棋士を見てみると、いつでも振り飛車が指せる棋士は二人しかいない。久保利明九段と菅井竜也七段である。その二人が1回戦の組み合わせであたってしまった。もう少し互いに勝ち進んだところで実現してほしかったが仕方がない。6月22日に金沢市で開催される1回戦第1局である。
しかし得てしてこのような場合互いに作戦を牽制しあうものだ。菅井さんが振り飛車を譲りそうな感じもするが、妙に牽制しあうと気付いたときには両者、居飛車だったという最悪の事態にもなりかねない。せっかく、金沢まで出かけたいと思っているのだから、振り飛車フアンの期待を裏切らないでほしいものである。
公開対局が「相振り飛車」になることを期待して、「金無双」の詰将棋を作ってみた(19手詰)。